建物の解体工事とは?どんな種類があるのか

2024.08.01

解体工事とは?具体的にはどのようなことをする?
街中などで見かける解体工事ですが、実際どのようなことを行うのか、またどこまで工事をするのか、分からないこともあるかと思います。
今回は解体工事の概要について、ご紹介いたします。
これから工事を行う方は、ぜひ参考にしてみてください。

■解体工事とは
解体工事とは、建造物を取り壊して撤去する工事のことを指します。
解体された部材などは建設リサイクル法に則って、分別して産業廃棄物として処理し、何もない状態に整地するまでが、一般的な解体工事といえるでしょう。
テナントに入居している店舗やオフィスなどが撤退するときは、内装部分を解体する「原状回復工事」「スケルトン工事」が行われます。

多くは重機を使って解体を行いますが、狭い場所や重機が入れないときは、手作業での解体が実施されます。

■解体工事の種類
解体工事には、以下のような種類があります。
・木造解体工事
・内装解体工事
・鉄骨造解体工事
・RC造解体工事
大まかにはこのような種類があります。自分がどの解体工事に該当するのか、依頼する会社が施工可能なのかを事前に確認することが大事になってきます。


■解体工事はどこまでやるもの?
よくある戸建て住宅の解体は、どこまで行われるものなのでしょうか。
先にも述べましたが、解体工事は更地にするまで行われます。
地中にゴミや古い基礎、浄化槽などがある場合も撤去され、お庭の木などもなくなります。
例外なのは地中にある水道管で、こちらは工事中も使用するほか、管轄が水道局になるため、撤去することはありません。
最後は重機で土を踏み固めて、完了です。

■解体工事は許可を得た事業者のみ可能
建物はさまざまな部材が固まってできているため、解体方法を誤ると、解体する業者本人や近隣に危険が及びます。そのため、建設業許可・解体工事業登録のされた事業者が工事を担当します。
建設業許可は、500万円以上の工事を請け負う場合に必要ですが、戸建ての解体には500万円以内で収まることがほとんどなので、多くは解体工事業登録の事業者に依頼するかたちになるでしょう。
もちろん、建設業許可のある事業者でも個人の依頼を受け付けているなら、解体できます。

■まとめ
解体工事は、建造物を取り壊して適切な処理を行い、整地するまでのことを指します。
依頼する際は、必ず許可を得た事業者を選ぶようにしてくださいね。

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